防御率0.98の楽天則本昂に見える「変化」 カギは奪三振数の“波”とイニング数!?

「気持ちの変化というか、そういうのもあるのではないか」

「今までは完投、完投という意識が強かった。リリーフ陣を助けたいということで『俺が投げないと』というのがありましたが、今年はあまりそういう雰囲気がありませんよね」

 コンディション調整が難しい状況の中で開幕を迎えてから、7回、7回、6回2/3、そしてこの日も7回でマウンドを降りてきた右腕。ここ3試合は111球、118球、115球と球数も決して少なくないが、これまでの則本昂と比べると、意識の違いが見られると松本氏は語る。

「前回登板でも6回2/3で降板しましたが、今までの彼なら『降りない』という意思表示が強かったのではないかなと思います。それが、簡単に納得してマウンドを降りていました。その前の登板も7回で降板したので、気持ちの変化というか、そういうのもあるのではないかなと感じています」

 この日はサヨナラ負けを喫した楽天だが、エースの“変化”が“進化”となって好成績を維持できれば、このまま首位を走り続けることになるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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