山口所属のBジェイズ、本拠トロント開催へ日程変更も カナダ公衆衛生庁が提案

ブルージェイズ・山口俊【写真:Getty Images】
ブルージェイズ・山口俊【写真:Getty Images】

「カナダにより長い期間留まり、長いシリーズ戦を行うことがひとつの選択肢になるかも」

 山口俊投手が所属するブルージェイズが14日(日本時間15日)、カナダ公衆衛生庁から今季の開催スケジュールの変更を提案された。新型コロナウイルスはカナダで1日の感染者数が300人前後に抑えられているが、米国では1日6万人前後と急増している。カナダ政府は本拠地トロントでの開催をまだ許可していないが、ハワード・ンジョー公衆衛生副局長は「選手の自主隔離の面や選手を安全に保つことを考えれば、ブルージェイズがカナダにより長い期間留まり、長いシリーズ戦を行うことがひとつの選択肢になるかもしれない」と見解を示した。

 30球団で唯一カナダを本拠とするブルージェイズは24日(同25日)の敵地レイズ戦で開幕を迎え、本拠地開幕は29日(同30日)のナショナルズ戦となっている。夏季キャンプは本拠地トロントで行われているが、シーズン中は選手の移動が激しくなるため公式戦の開催地はカナダ政府と交渉中となっている。

 ブルージェイズは本拠地トロントでの公式戦開催を望んでいる。米フロリダ州ダンイーデンのキャンプ施設などが公式戦の代替地候補として挙げられているが、そのフロリダ州も感染拡大中だ。キャバン・ビジオ内野手は「今年はまるまる本当にクレイジーな年だ。私たちはトロントでプレーできることを期待しているが、状況が変わり得ることは私たちもわかっている」「それは私たちができるだけ気にしすぎないようにしていることだ」などと話している。

(Full-Count編集部)

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