鷹の“スナイパー”中村晃が語る“4番打者”の在り方 打撃スタイルは「何も変えてない」

ソフトバンク・中村晃【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・中村晃【写真:藤浦一都】

日本はハム戦でも不変のスタイル貫き2点決勝打

■ソフトバンク 4-1 日本ハム(24日・PayPayドーム)

 24日の日本ハム戦で、勝ち越しの2点タイムリーを放ったソフトバンクの中村晃外野手。17日のオリックス戦から4番に座り続けているが「4番という意識はなく、4番目に打つバッターという感じ」という中村。あくまでも次の打者に繋ぐ自分のバッティングスタイルにこだわり続ける。

 1点を追う3回。柳田悠岐のタイムリーで同点に追いつき、なおも1死一・二塁という場面で中村が打席に入った。その初球が暴投となり、1死二・三塁とチャンスが拡大。「二、三塁になったので、最低でも犠飛打てるようにと意識して打席に入った」という中村がフルカウントから放った打球は、左中間の最深部まで到達し、一気に2点を追加して勝ち越しに成功。この勝ち越し打がチームと先発の東浜巨に白星をもたらした。

 中村がプロに入って自身初となる4番に座ったのが7月17日のオリックス戦。以降7試合続けて4番を任され、この日までの4番での成績は23打数8安打、打率.348、6打点と、堂々とした仕事ぶりだ。19日のオリックス戦では、相手エースの山本由伸から豪快な本塁打も放っている。

 中村は、4番になってもバッティングスタイルは「何も変えてないです」と強調する。高校時代は“帝京の4番”として名をはせたが、プロでの4番は「全然違いますよ」としたうえで、こう語った。

「今はどちらかといえば(チームの)応急処置的な感じで、本来の姿ではないです。その中で自分にできることをやっていくだけという意識です」

“応急処置”の4番であっても、得点圏で打席が回ってくる。中村は4番打者の宿命を認めながらも「今はいいバッティングができているので変えずにやっていきます」と、あくまでも自身のバッティングスタイルを変えずに臨んでいく覚悟だ。

「まだ打数が少ないので……」と、現状の打率3割超えにも浮かれることはない。「もちろん(シーズン3割を)打てればいい。1打席1打席の積み重ねでやっていければいいと思います」と、鷹のスナイパーは静かな闘志を燃やしている。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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