阪神西勇、7回1失点の好投も黒星… OB藪恵壹氏が指摘する勝負の分かれ目は?

孤軍奮闘する西勇に藪氏「1人に大きな負担がかかっている」と心配

「阪神は6回に無死二塁というチャンスを作りながら得点に繋げられなかったのが痛かった。あそこで1点入っていれば、西はもっと余裕のあるピッチングをできたでしょう。開幕からずっとクオリティスタートを続けていますが、どうにも味方打線との相性が良くないですね。好投しても見殺しになっている。勝負どころを分かっているので、上手く試合を組み立てていますが、ちょっとかわいそうですね」

 18日に甲子園で行われた中日戦では9回を投げきるなど、6先発のうち7回以上を投げたのは4回。エースの名にふさわしく、気を吐きながらのパフォーマンスを続けるが、「1人に大きな負担がかかっている」と心配する。

「西にどうしても負担がかかってしまう状況です。この状況をなんとか解消したいですね。開幕当初は対戦相手のエースと投げ合うことが多かったけれど、雨による中止などでズレてきたので、西で勝ち星を伸ばしておきたいところなのですが……」

 この日は中日の2年目・勝野昌慶の好投もあり、沈黙した阪神打線。次回こそは孤軍奮闘するエースを盛り立てていきたい。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

RECOMMEND

CATEGORY