大谷翔平が180キロ適時二塁打 指揮官は復調期待「自信がつけば本塁打になる」

6回の第4打席で適時二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
6回の第4打席で適時二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

今季初タイムリーは右中間フェンス直撃、12打席ぶり快音

■エンゼルス 10-2 マリナーズ(日本時間29日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、マリナーズとの本拠地開幕戦で「5番・指名打者」で先発出場した。今季初の5番スタメン。6回の第4打席で中越え適時二塁打を放ち、出場2試合ぶりの安打、今季初打点をマークした。5打数1安打1打点で打率.143。チームは10-2で大勝した。

 待望の一打は6回2死一塁。右腕グロツのシンカーを振り抜き、中堅フェンス直撃の適時二塁打とした。打者出場3戦目で今季初打点。打球速度111.9マイル(約180キロ)の弾丸タイムリーだった。マドン監督は「自信が全て。彼に今必要なものはそれだ。自信がつけば、突然として、打球が右翼席に飛ぶようになる。今日は良く見えた」と今後の復調を期待。「(大谷は)タイミングが合っていた。自信なんだ。自信がつけば、うまくいき始める」と繰り返した。

 2回1死は遊ゴロで、3回2死満塁では二飛。5回1死は三ゴロに打ち取られ、8回は空振り三振だった。弾丸タイムリーまでは11打席連続無安打と、まだ本調子とは言えない。レンドンが戦列復帰したこの日は、5番スタメン。開幕前に3番打者として起用する方針を示していたマドン監督は「現時点で彼はスイングが取り戻せていない。今日はレンドンとアップトンの方を守りたかった」と話していた。強力打線形成へ指揮官も嬉しい一打となったはずだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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