楽天生命パークの新型コロナ対策は? ファンに安心を届けるための取り組み

ユニフォームをマスクカバーにリメイク。勝紺色のマスクカバーが生まれた理由

 試合数減少の影響が出た事業の一つに、ギブアウェイ(配布)ユニフォームがある。楽天イーグルスでは、来場者に10万枚以上の「FANS’ ユニフォーム」のプレゼントを考えていたが、開幕直前で無観客になり、ユニフォームが予定枚数を全て配布できないということが明らかになったのだ。

 そこで、余ったユニフォームの生地の有効活用を考えていたところ、グッズの売り上げでマスクカバーが人気だったことから需要を感じ、ユニフォーム生地リメイクの「FANS’マスクカバー2020」が誕生した。「ユニフォームの協賛企業であるフジ・コーポレーションさまに提案したところ、お客様に喜ばれるものをという球団の考えと、安心安全な野球観戦をという主旨にご賛同いただきました」と事業本部マーチャンダイジング部の渡辺誉志さん。およそ2万枚分のユニフォーム生地から40万枚のマスクカバーが作られる。

 マスクカバーは一般的に流通するマスクとは用途が異なるため、マスクの上から装着するのが正解。渡辺さんは、「ぜひユニフォームとのコーディネートを楽しんでほしい」と呼びかける。「伊達の勝色」と呼ばれる濃いネイビーは、日本はもちろん世界中で強い色・勝利を象徴する色として「ヴィクトリーネイビー」の名で親しまれている縁起がいい色。自身の健康と、チームの勝利のお守りにもぜひ手に入れて欲しい。

 サイズはフリーサイズ(大人用)のみで、当日の観戦チケットを持つ人が対象。スタジアム各エントランスで入場時に受け取ることが可能となっている。現在のところは8月4日からの対ソフトバンク6連戦で配布が決まっているが、その後も継続して配布することを検討しているという。

(「パ・リーグ インサイト」海老原悠)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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