筒香嘉智の逆転3号3ランに敵地実況もお手上げ 「非常に大きな一発だ…」

4回に3号3ランを放ったレイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】
4回に3号3ランを放ったレイズ・筒香嘉智【写真:Getty Images】

通算1101安打の解説タブラー氏「シューメーカーは内角速球で三振に切ったと思っていた」

■レイズ 7-5 ブルージェイズ(日本時間17日・バッファロー)

 レイズの筒香嘉智外野手が16日(日本時間17日)、敵地で行われたブルージェイズとのダブルヘッダー第2試合に「5番・左翼」で先発し、4回の第2打席で逆転3号3ランを放った。続く第3打席では左越え二塁打。代走を出されて途中交代したが、打率は1日(同2日)以来の2割台に復帰した。試合はレイズが7-5で勝利した。

 筒香の一発は2点を追う4回2死一、二塁だった。右腕シューメーカーの5球目スプリットを強振。左翼方向へ飛んだ打球はフェンスを越える3号3ラン。飛距離は379フィート(約115メートル)、打球速度99マイル(約159キロ)という文句なしの貴重な一発で試合をひっくり返した。

 敵地放送局「スポーツネット・カナダ」はどう伝えたのか。実況が「ヨシ・ツツゴウの逆方向への3ランホームランでレイズは3-2でリードすることになった」と伝えると、インディアンスなどで通算1101安打を記録した解説のパット・タブラー氏はこう伝えた。

「シューメーカーはこの打席の少し前にインサイドへの速球で三振に切って取ったと思っていた。それはツツゴウに対してシューメーカーがまさに狙っていた通りの投球だった。しかしツツゴウはその後のスプリットを捉えて逆方向へ持っていった。スプリットを打って今季3本目のホームラン」

 相手右腕の“スキ”を逃さずに逆転3ラン。オールスター戦に1度選出された敵地解説者も称える一撃となったようだ。実況は「レイズにとって非常に大きな一発だ」と続けた。

 筒香は6回の第3打席でも左越え二塁打を放った。代走を出されて途中交代となったが、3打数2安打3打点。今季3度目のマルチ安打を記録してチームの勝利に貢献した。相手投手の精神的ショックを逃さずに打った逆転アーチは、チームを勢いづける一発となった。

(Full-Count編集部)

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