前田健太、9回途中1失点12Kの快投　ノーノー逃し4勝目消滅もチームは延長サヨナラ勝ち

前田は9回1安打1失点の好投も、リリーフが同点にされて白星逃す

■ツインズ 4-3 ブルワーズ（日本時間19日・ミネソタ）

　ツインズの前田健太投手は18日（日本時間19日）、本拠地ブルワーズ戦に先発し、史上初となる日米双方でのノーヒットノーランの快挙を逃した。8回まで無安打の快投を見せたが、9回に安打を許して降板。4勝目の権利を持っていたが、あとを受けたリリーフが同点に追いつかれて4勝目も逃した。

　今季5度目の先発マウンドに上がった右腕が圧巻の投球を見せた。前田は初回、1死からイエリッチに四球を与えたものの、無失点の立ち上がりを見せると、ブルワーズ打線を手玉に取った。2回を3者凡退に仕留めると、3回1死から5回まで、ツインズの球団新記録となる8者連続奪三振とした。

　6回先頭のウリアスに遊ゴロを打たれて連続奪三振は途切れたものの、ソガードも二ゴロに打ち取り、ガルシアも投ゴロに切った。8回1死まで21打者連続アウトの驚異のピッチングを展開。ナルバエスに四球を与えて連続アウトも途切れたが、ギャメルをこの日12個目の三振に斬り、ウリアスも二ゴロに打ち取った。

　8回を投げ終えたところで前田の球数は113球に達していたが、9回もマウンドへ。だが、先頭のソガードに安打を許して、快挙達成はならず。ここで前田はマウンドを降りた。前田は8回0/3を投げて1安打2四球、12三振を奪う好投だった。

　だが、前田のあとを受けたロジャースがガルシアに二塁打、イエリッチに四球を与えて満塁とされると、ヒウラに適時打。さらにジョーコの遊ゴロの間に1点を失うと、併殺を狙った一塁への送球が悪送球となり二塁走者も生還。同点に追いつかれて前田の4勝目は消滅。ただ、ツインズは同点の延長12回、1死一、三塁でポランコが放ったどん詰まりの二ゴロが適時打に。サヨナラ勝ちを収めて3連勝として、ア・リーグ中地区首位の座を守った。

（Full-Count編集部）