菊池雄星、今季ワーストタイ5失点KO 指揮官は厳しく注文「カーブを使わないと」

先発したマリナーズ・菊池雄星(右)とサービス監督【写真:AP】
先発したマリナーズ・菊池雄星(右)とサービス監督【写真:AP】

3度のCY賞左腕カーショーとの投げ合いは今季ワーストタイ5失点で5回途中KO

■ドジャース 6-1 マリナーズ(日本時間21日・シアトル)

 マリナーズの菊池雄星投手は20日(日本時間21日)、今季初勝利をかけて本拠地のドジャース戦で先発登板した。サイ・ヤング賞3度の左腕カーショーとの投げ合いだったが、4回2/3を投げて4四球5奪三振、4安打5失点。防御率6.30。チームは1-6で敗れ、今季2敗目を喫した。

 3回に崩れた。先頭・ヘルナンデスの右前打、バーンズの四球で招いた無死一、二塁からビーティの右翼線適時二塁打で先取点を献上。捕逸、ポロックの左前適時打で失点を重ね、さらに同2死二塁からはベリンジャーに中前適時打を許した。この回4安打の集中打で4失点した。地元紙「シアトル・タイムズ」はサービス監督の試合後のコメントを紹介。配球に厳しい注文をつけている。

「彼は今日、そこまでキレがなかった。彼にとって鍵となるのは、これまでにも同じことが言えるが、カーブを使わないといけないということ。(4失点した)3回は、直球、速いカットボール、直球、速いカットボールの繰り返しだった。あの場面で相手打線と対戦する中で、彼らをスローダウンさせる抜いた球を使わなかった。(カーブなどの緩いボールを)投げ続ける必要がある。そういう(緩い球と力のある)ボールを交互に投げていくことが非常に大事だ」

 先発予定だった14日(同15日)のアストロズ戦の登板を首の痙攣で回避。中12日を空けての仕切り直しだったが、悔しさの残る投球となった。

(Full-Count編集部)

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