大谷翔平の特大弾に実況&解説も大興奮「これぞ彼のパワー」「スペシャルな一発」

3回の第2打席で今季第5号3ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
3回の第2打席で今季第5号3ランを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

アスレチックス戦の3回に飛距離約134メートルの特大の一発を放った大谷翔平

■アスレチックス 5-4 エンゼルス(日本時間24日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地でのアスレチックス戦に「5番・DH」で先発出場。3回1死二、三塁の第2打席で、左中間へ逆転の特大5号3ランを放った。飛距離は439フィート(約133.8メートル)、打球速度は111.3マイル(約179.1キロ)というパワフルな特大弾に、エンゼルス実況席は大興奮。「これぞ彼のスイング、これぞ彼のパワー」と41打席ぶりのアーチを絶賛した。

 打った瞬間に、それと分かる一発だった。2点を追う3回1死二、三塁の第2打席。アスレチックス先発のモンタスと対峙した大谷はカウント2-1からの4球目95.3マイル(約153.4キロ)シンカーをフルスイングした。打球が空を切り裂きながら左中間スタンドを目指すと、地元放送局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況席には、おなじみのフレーズ「ビッグフライ! オオタニさん!」が響き渡った。

 大谷が放った一発は、試合をひっくり返す逆転3ラン。左中間スタンド2階席に刺さる一発を見届けた実況のビクター・ロハス氏は「これぞ彼のスイング、これぞ彼のパワーです!」と絶賛。「高めに入った速球を、そのまま粉砕してしまいました!」と驚嘆した。

 解説を務める球団OBで通算132勝を誇るマーク・グビザ氏は「それほど多くの左打者が、逆方向へあんな遠くに打球を運ぶことはできません」と感心しきりな様子。「投手はホームランを打たれるのは嫌なものですが、いつかは打たれるもの。それにしても、この一発はスペシャルでした」とダイヤモンドを一周する大谷を称えると、ロハス氏も「何がスペシャルだって、中堅手が打球を追うのを止めたことでしょう。2歩追っただけで止めてしまいました」と笑いが止まらなかった。

 これでメジャー通算45本塁打とし、井口資仁(現ロッテ監督)を抜いて日本人歴代4位となった大谷。日米ワースト21打席連続無安打を止めた一発が、復活の狼煙となると願いたい。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY