元鷹・川崎宗則のBC栃木入りが正式決定、背番号「52」 西岡剛との「世界一の二遊間」復活も

BC栃木が川崎宗則の加入を発表【写真:小西亮】
BC栃木が川崎宗則の加入を発表【写真:小西亮】

契約開始は9月1日からで、同7日に栃木・小山市内で入団会見する予定

 独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスは28日、元ソフトバンクの川崎宗則内野手の加入を発表した。川崎は24日から4日間にわたって練習に参加し、環境面などを確認。シーズン終了の10月まで約2か月間プレーすることになる。契約開始は9月1日からで背番号は「52」に決まった。同7日に栃木・小山市内で入団会見を行う。

 ダイエー、ソフトバンクで不動の遊撃手として活躍した川崎は、メジャーリーグ挑戦後の17年に古巣のソフトバンクに復帰。18年3月に体調不良を理由に退団した。昨季は台湾プロ野球で約20年ぶりに復活した「味全ドラゴンズ」でコーチ兼任としてプレー。今季も味全側は契約を打診したが、条件が合わずに今季は無所属になっていた。九州を拠点に独自でトレーニングを重ねていた最中、関係者からの誘いを受け、栃木を新天地として選んだ。

 川崎は栃木の練習に参加した際「試合に出たいなと思っているし、その中でいろんなプレーをしたい。野球がやりたいという思いで今ここにいます」と実戦機会への渇望を語っていた。自らの去就についても「独立か台湾でやりたい」と明言。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自由に渡航ができない中、3年ぶりに日本球界でユニホームを着ることになった。

 栃木には昨季、川崎と2006年のWBCで二遊間を組んだ元阪神の西岡剛内野手が加入。今季はまだ契約にいたっていない状況だが、西岡の判断次第では世界一に輝いた二遊間コンビの復活が実現する。

 チームは元巨人の寺内崇幸監督が指揮を執り、元ヤクルトの飯原誉士兼任コーチ、元ロッテの成瀬善久兼任コーチら多くのNPB経験者が所属。過去には、巨人の村田修一・現2軍野手総合コーチもプレーした。

 背番号は愛着のある「52」。ダイエー、ソフトバンク時代の2000年~2011年、2017年に着用し昨季の台湾・味全でも背負いプレーしていた。

 今季のBCリーグは6月20日に開幕。新型コロナの影響で、従来の東西2地区から東中西の3地区に細分化され、さらに各地区の4チームを2つに分けた計6グループ制で実施している。全60試合の大半を近隣球団と対戦する日程が組まれ、ここまでシーズンの約3分の2を消化している。

(Full-Count編集部)

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