ダルビッシュ、メジャートップタイ6勝目 秋山に右前打許すも6回8K無失点、防御率1.47
6戦6勝は95年野茂、02年石井に並んで日本人投手最長タイ
■カブス 3-0 レッズ(ダブルヘッダー第1試合・日本時間30日・シンシナティ)
カブスのダルビッシュ有投手は29日(日本時間30日)、敵地で行われたレッズとのダブルヘッダー第1試合で先発登板。6回まで8奪三振、7安打無失点と好投し、今季6勝目を挙げた。防御率1.47。7月31日の本拠地パイレーツ戦から6試合で6連勝となった。日本人投手の6戦6勝は95年野茂英雄、02年石井一久以来3人目。ダルビッシュの勝敗なしを挟んだ6連勝はレンジャーズ時代の12~13年以来だ。「7番・中堅」で先発出場した秋山翔吾外野手とメジャー初の直接対決は打撃妨害、投ゴロ失策、右前打。2打数1安打3出塁だった。
ダルビッシュはバウアーとの投げ合いとなった。初回は3者凡退の上々の立ち上がり。秋山との9年ぶりの対戦は2回2死一塁で迎えた。注目の初球。秋山は真ん中外寄りの82マイル(約132キロ)のスライダーを振ったが、バットが捕手のカラティニのミットをかすった。打撃妨害(捕手失策)で出塁。ダルビッシュにとっては一、二塁のピンチとなったが、ペイトンを二飛に打ち取った。
3回はボットの右中間二塁打などで2死一、二塁としたが、スアレスを空振り三振。秋山との第2打席は4回2死で迎えた。1ボールからの2球目。88マイル(約141.6キロ)のカットボールは一塁線へのボテボテのゴロとなったが、ダルビッシュが処理できずに転倒。秋山はその間に一塁へ駆け抜け、2打席連続の失策で出塁した。ダルビッシュは続くペイトンの中前打で2死一、三塁としたが、バーンハートを右飛に打ち取った。
5回は先頭・ボット、カステラノスの右前打で無死一、二塁のピンチを招いた。ウインカー、スアレスと2者連続で見逃し三振に仕留め、ムスタカスを四球で歩かせて満塁としたが、ガルビスを三ゴロに抑えた。6回先頭の秋山との対決では右前打を許したが、ペイトンを一ゴロ併殺打に。バーンハートを見逃し三振に切り捨てた。6回104球(ストライク75球)を投げ、8奪三振2四球、7安打無失点。最速98.4マイル(約158.4キロ)だった。
リゾの2本塁打などで3得点。7回はジェフレスが締めた。チームは3-0で完封勝ちして、連敗を3でストップした。
(Full-Count編集部)