田中将大、6回2失点7K好投で今季初勝利の権利 同点2ラン被弾も味方が降板直前に勝ち越し

本拠地でのレイズ戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:AP】
本拠地でのレイズ戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:AP】

筒香との今季3度目の対戦は二ゴロ、遊直で2打数0安打に封じる

■ヤンキース – レイズ(日本時間2日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手は1日(日本時間2日)、本拠地でのレイズ戦で今季6試合目の先発マウンドに上がり、今季初勝利の権利を手にした。今季自身最長の6回を投げて3安打2失点7奪三振と好投。6回の攻撃で味方が3点を勝ち越し、勝利投手の権利が転がり込んだ。筒香嘉智外野手との対戦は二ゴロ、遊直で2打数0安打に封じた。

 田中対筒香の対戦はまず2回先頭で迎えた。初回に2つの三振を奪い、上々の立ち上がりを見せていた田中。1ボールからの2球目。低めのスライダーで引っ掛けさせて二ゴロに打ち取った。続くアダメスにヒットを浴びたが、キアマイアーの二直が併殺打となり、この回も無失点に封じた。

 3回にはペレスに四球を与えたものの、2つの三振を奪うなど無失点。4回には筒香の2打席目を迎え、ショートへのライナーに打ち取った。だが、2点リードで迎えた5回、先頭のアダメスに二塁打を許すと、続くキアマイアーには右翼アッパーデッキまで運ばれる特大に2ランを被弾して同点に追いつかれた。

 今季はここまで5回が最長だった田中は6回もマウンドへ上がった。この回はロウ、メドウズを空振り三振に打ち取るなど、3者凡退に。その直後、ヤンキースはボイト、フレイジャーの連打でチャンスを作ると、ウルシェラが2点適時三塁打を放ち勝ち越し。相手守備のエラーの間にウルシェラも一気に生還して一気に3点のリードを奪った。田中は6回を終えたところで降板。6回3安打2失点7奪三振の好投で今季初勝利の権利を掴んだ。

 田中の今季のレイズ戦登板はこれで今季3度目。筒香とは8月7日(同8日)、8月18日(同19日)の試合で共に2打数0安打に封じており、この日で6打数0安打となった。開幕前のサマーキャンプ中に打球が頭部に直撃したことで調整が遅れたこともあって、今季はここまで未勝利となっている。

(Full-Count編集部)

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