鷹人気イベント「タカガールデー」に潜入! OB新垣氏「まずは好みの選手を探して」

恒例イベント「タカガールデー」が8月29・30日に開催された【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
恒例イベント「タカガールデー」が8月29・30日に開催された【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

1人でも多くの女性に野球を楽しんでもらうために

 その他、心理テスト、○×クイズ、食レポ対決のコーナー、ラッキー7に合わせてのダンスコンテストなど試合終了まで企画は盛りだくさん。見事ホークスが勝利すると、タカガールデー仕様になったピンク色の勝利の花火を見届け、ホークスの8連勝を喜び合った。最後に江尻さんは「皆さんと楽しい時間を共有できてとても楽しかった。今後もこのようなイベントをたくさんやっていきたい」と話すと、新垣さんは「対面ではないオンラインでのイベントがまだまだ続く状況だが、僕たちもファンの皆さんと一緒に応援して盛り上げていきます!」と話し、イベントは終了した。

 参加者からは「遠方でPayPayドームになかなか行けないのでオンラインは参加しやすくてよかった」「来年のタカガールデーでもやってほしい」との声があがるなど、オンラインイベントの開催は、ファンの裾野を広げる有効な取り組みだとあらためて感じるイベントだった。今後球団がどのような活用をしていくのか、とても楽しみだ。

 イベント終了後、ゲストのお2人にお話を伺うと、江尻さんは「タカガールデーのようなイベントで、女性が野球に興味をもってくれることはとても嬉しいこと」と話し、これから初めて観戦に行く女性や、まだ観戦したことのない女性へ「野球のルールがわからなくても、光や音楽などの空間演出だけでも楽しめるし、おいしい飲食もたくさんあるので、『この空間でみんなで騒ぐのが楽しい!』と思ってもらえたら、気軽な気持ちでまた足を運んでほしいです」とメッセージ。新垣さんは「まずは好みの選手を探して楽しむのがいいかと思います。その選手が気になって応援するようになれば、選手にとってはその声援が力になるし、応援していけばルールなど難しいことは自然と覚えていくので大丈夫でしょう」とメッセージを寄せてくれた。

 昨今のコロナ禍で、どうしても少し気持ちが暗くなってしまいがちだが、自分が熱中できるもの、自分を幸せにしてくれる対象を見つけ、その力を借りて、機嫌よく過ごしていく工夫は、これからの時代を生き抜くために必要なのかもしれない。野球にはドラマがあり、夢があり、ペナントレースは最高にエモーショナルな物語だと筆者は感じている。まだ野球に出会っていない女性のみなさん、「野球チームを応援する」という楽しみを、日々の生活の中に取り入れてみてはいかがだろうか。

(「パ・リーグ インサイト」池田紗里)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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