WHIPはメジャー1位! ツインズ編成トップが驚いた前田健太の優れた能力とは?

ツインズ・前田健太【写真:AP】
ツインズ・前田健太【写真:AP】

ツインズのファルビー編成本部長「予想以上だった修正能力と運動能力の高さ」

 今季ここまで8試合に先発し4勝1敗、防御率2.77をマークするツインズの前田健太投手。ローテの中心として大活躍を見せており、1イニングに出す走者を示す指標「WHIP」ではメジャートップの0.719と驚異的な数字もマークしている。

 2016年に広島からドジャースへと移籍した前田。4年間在籍したドジャースを離れ、トレードで今季からツインズに移籍した。ドジャース時代は先発だけでなくシーズン終盤やプレーオフではリリーフとして起用され、その起用法が度々、議論の的にもなっていた。

 ツインズのデレク・ファルビー編成本部長は地元テレビ局「KSTP」のインタビューに応じ、その中で前田獲得についてもコメント。「我々が集めた情報をもとに、ケンタはローテーションを守れる投手だと分かっていた。ロサンゼルスでは先発投手陣の厚み、プレーオフで彼が務められる役割により、リリーフとの行き来がありましたが、我々は彼が先発として好投できると考えていました」と、あくまで“先発”として前田を評価したことを改めて明らかにした。

 8月18日(同19日)のブルワーズ戦では8回までノーヒットピッチング、8連続奪三振の球団記録更新と快投した前田。ここまでチームで2番目の4勝を挙げる右腕の能力についてファルビー編成本部長は「予想以上だったことは彼の修正能力と運動能力の高さ。彼はすぐに修正する。左打者に対してできなかったことを修正し、万能な投手として向上しました。新しい考え、情報を上手く取り入れること、異なる方法で左打者を攻める能力に本当に感心しています」とし、前田の修正能力の高さに目を細める。

 現在、ツインズは26勝17敗でア・リーグ中地区で3位。首位のホワイトソックス、インディアンスと激しく地区首位を争っており、前田にかかる期待は大きい。それだけに同編成本部長も「チームに大きく貢献しています。球界最高の投手の1人です。今年だけでなく、この先も投手陣を牽引してくれることを楽しみにしています」と語っていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY