4連敗のヤンキース、GMが選手ら電撃訪問で激励「本来ならアクションは取らない」

急きょ航空券を手配し訪問「大きな期待を抱きながら全員が結束するべき」

　ヤンキースは8日（日本時間9日）、敵地でのブルージェイズ戦に1-2で敗れ、4連敗を喫した。ア・リーグ東地区3位に沈む名門。この苦境を打破すべく、球団首脳が動いた。MLB公式サイトによるとブライアン・キャッシュマンGMが敵地で試合を行っている選手たちを激励するため、現地に向かう航空券を手配し急きょチームのもとを訪問したという。

　キャッシュマンGMは本来であれば選手たちに対して直接的なアクションは取らず、監督やコーチに任せるのがスタイル。だが、主力の怪我が相次ぎ、波に乗れないチームを見かねた苦渋の行動だったようだ。

　キャッシュマンGMは「なによりもまず、彼らに思い出させたかった。私は彼らのことを信じているということを。スタッフと共にこの球団をまとめ上げ、この部屋にいる者はみな、理由があってここに居る」と訪問した理由を説明。

　4連敗を喫し、地区3位に低迷するヤンキースに「グループとして、チームとして大きな期待を抱きながら全員が結束するべき。彼らが本当はどんな選手たちなのかを、私が思い出させている」と、“喝”を入れたことを明かした。

　キャッシュマンGMの突然の訪問にブーン監督も「本当に素晴らしいメッセージだと思う。願わくば、これによって我々が引き続きまとまってくれればと思う」と期待。GM直々の激励がカンフル剤となり、名門は浮上のきっかけをつくることができるか……。

（Full-Count編集部）