なぜ“ハンバーガースパイク”は許される? 鬼才バウアーが機構に激怒「説明してくれ」

レッズのトレバー・バウアー【写真:AP】
レッズのトレバー・バウアー【写真:AP】

自身の特製スパイクは着用禁止にされただけに「ちょっと確認させてくれ」

 レッズのトレバー・バウアー投手が、またも大リーグ機構に噛み付いた。マリナーズのディー・ゴードン内野手が人気ハンバーガー店「インアンドアウト」のデザインが施された特製スパイクを着用。その特製スパイクを大リーグ公式サイトの人気コーナー「Cut4」が取り上げたことに納得がいかなかったようだ。自身のツイッターで「ある選手があなたたち(MLB)の規約に違反するスパイクを履いた上に、あなたたちの公式アカウントのうちの1つがそれを拡散させた!?」と訴えた。

 事の発端はドジャースのジョー・ケリー投手がサイン盗みで因縁のあるアストロズ戦で投じたブレグマン、コレアに対する危険投球だ。ケリーが大リーグ機構から出場停止処分を受けたことに異を唱えていたバウアーは、8月中旬に「ジョー・ケリーを解放せよ」とデザインさせた特製スパイクを制作。しかし、大リーグ機構から球団を通じて着用禁止を通達されて“お披露目”とはならなかった。そして、今回のゴードンの“ハンバーガー・スパイク”。バウアーは自身のツイッターで異を唱えた。

「MLBよ、ちょっと確認させてくれ。私は『ジョー・ケリーを解放せよ』の特製スパイクを履くことを許されなかった。あなたたちは前例のない罰金を私から徴収すると脅した。もし私がそれを履いてフィールドに立つなら、私を試合から退場させるとあなたたちは脅した。もし私がそれを履いたなら、私を出場停止処分にすると脅した。『ジョー・ケリーを解放せよ』は規約に反していない」

 続けてスパイクの使用規約が記された文言、ゴードンのスパイクを取り上げた大リーグ公式サイトの人気コーナー「Cut4」のスクリーンショットを投稿した。「会社のロゴ、あるいはコマーシャルロゴを含むデザインは(中略)禁止されている」「あなたたちの公式アカウントがそれを拡散させたスクリーンショットだ。この状況がそう見えるほど露骨に偽善的ではないと言える理由を私に説明していただけないだろうか?」と訴えている。

 バウアーは今季3勝3敗、防御率2.05と好成績を残している。9日(日本時間10日)に敵地カブス戦でダルビッシュ有投手と投げ合う予定だ。公私ともに目の離せない存在となっている。

【写真】大リーグ機構が“容認”したマリナーズ・ゴードンのハンバーガースパイク、実際の画像

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