プロ野球、19日から観客上限緩和 斉藤コミッショナー「最大でも各球場の50%」

NPBの斉藤惇コミッショナー【写真:荒川祐史】
NPBの斉藤惇コミッショナー【写真:荒川祐史】

「残り半分を切ったペナントレースを1人でも多くのファンの皆様に楽しんでいただきたい」

 日本野球機構(NPB)は12日、臨時実行委員会を開催し、新型コロナウイルス感染拡大防止のために制限していた上限5000人の入場者数を19日から収容人数の50%に緩和することを決めた。NPB公式ホームページ上で発表している。

 対応方針については、政府方針に従って各球団それぞれの判断で入場者数の規制を緩和していく、緩和の具体策を実施する際は自治体および保健所に具体策を報告して連携する、必要に応じて各地域の専門家チームに助言を仰ぐ、今後は状況を確認しながら適宜ガイドラインを改訂していく、ガイドラインを遵守して感染防止対策をより一層徹底する、の5点を12球団で確認した。今後は各球団で19日からの規制緩和に向けて入場者数の受け入れの準備を検討し実施していくという。

 斉藤惇コミッショナーは公式ホームページで「プロ野球は本日の臨時実行委員会で、政府の方針に基づき19日からの試合開催において入場者数の制限を緩和することといたしました。最大でも各球場の50%という上限はありますが、残り半分を切ったペナントレースを1人でも多くのファンの皆様に楽しんでいただきたいと思います。もちろん、ご来場いただく方、選手やスタッフ、関係者を新型コロナウイルスの感染から守るため、今まで以上に感染防止策に努め、状況に応じてガイドラインを見直しながらこれを遵守して参ります。また、われわれの取り組みが来年に控えている東京オリンピック・パラリンピックの運営に少しでも寄与し、そのほかのスポーツイベントなどの開催指針となれば幸いです」とコメントしている。

(Full-Count編集部)

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