メッツ売却が正式に合意 売却額約2500億円は北米プロスポーツ史上最高額

ヘッジファンド界の大物であるスティーブ・コーエン氏【写真:Getty Images】
ヘッジファンド界の大物であるスティーブ・コーエン氏【写真:Getty Images】

MLB公式サイトが報じる「スターリング・パートナーズとコーエンがメッツ売却で合意」

 メジャーリーグのメッツが、ヘッジファンド界の大物であるスティーブ・コーエン氏に売却されることが合意した。MLB公式サイトは「スターリング・パートナーズとコーエンがメッツ売却で合意」と伝えた。売却額は24億ドル(約2500億円)となる。

 元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏と婚約者のジェニファー・ロペスさんらの投資家グループも買収を目指していたメッツの買収。最終入札期限だった8月31日(日本時間9月1日)を前に、現オーナーであるウィルポン家はコーエン氏と独占最終交渉に入り、ロドリゲス氏らの投資家グループは買収から撤退していた。

 MLB公式サイトの記事では「ウィルポン家は月曜日、スティーブ・コーエン氏にメッツを売却することで合意したと発表した」と伝え、コーエン氏は声明を発表。同氏は「ウィルポン家、カッツ家とニューヨーク・メッツ買収で合意に達したことをうれしく思います」と語ったという。コーエン氏はメッツの株式の95%を取得し、ウィルポン家は引き続き5%の株式を保有する。コーエン氏が正式にオーナーとなるためには、11月のオーナー会議で他の29球団のオーナーのうち23票以上の承認が必要となる。

(Full-Count編集部)

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