前田健太もCY賞候補 米メディア予想で3位に「LAで得ることのなかった機会」

ツインズ・前田健太【写真:AP】
ツインズ・前田健太【写真:AP】

前田はア3位、ダルビッシュもナ3位と米メディア「ザ・スコア」は予想した

 ツインズの前田健太投手が、カブス・ダルビッシュ有投手と共に今季のサイ・ヤング賞候補として注目されている。米メディア「ザ・スコア」は今季のサイ・ヤング賞ランキングとして候補5投手をピックアップ。ツインズでエース級の活躍を見せる前田はア・リーグ3位に選出された。

 前田は8月18日(日本時間19日)の本拠地ブルワーズ戦で9回無死まで無安打に抑える快投を演じた。今季は10試合登板し、5勝1敗、防御率2.52。1投球回あたりの与四球・被安打数の合計を示すWHIP0.76はメジャートップだ。同メディアは被打率.167と低いことも伝え、「マエダはツインズでフルタイムの先発投手として活躍している。それは(先発投手の)層の厚さによりロサンゼルスでは得ることのなかった機会である」と称賛した。

 ア・リーグ1位に選出されたのはインディアンスのシェーン・ビーバー。17日(同18日)までにリーグ投手3冠の好成績を残している右腕は本選でも最有力候補とみられているが、その右腕にも前田は11日(同12日)に投げ勝っている。このランキングが公開された後の17日(同18日)敵地ホワイトソックス戦で5回2失点と好投。今季6勝目と日米通算150勝目はお預けとなったが、堂々の投球を見せた。前田は「格上」と表した右腕に、どこまで迫れるのだろうか。

 一方、ダルビッシュはメッツのジェイコブ・デグロム、レッズのトレバー・バウアーに次いで3位に入った。今季は10試合登板し、7勝2敗、防御率1.86。同メディアは「カブスでの最初の1年半に不安定であったが、2020年は素晴らしい。34歳のエースは11球種を駆使して素晴らしい成功を収めている」と評価している。日本人初のサイ・ヤング賞はなるのか。目が離せない展開となっている。

(Full-Count編集部)

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