なぜ大谷翔平が打撃不振に陥ったのか? 名物解説が指摘する“後ろ足”の動き

見逃し三振に倒れるエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
見逃し三振に倒れるエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

名物実況ロハス氏&解説グビザ氏が語った大谷不振の理由「大きく足を動かしています」

■レンジャーズ 7-2 エンゼルス(日本時間21日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地のレンジャーズ戦で「5番・指名打者」で2試合連続先発出場。3打数無安打1打点、1四球だった。打率.196。チームは2-7で敗れ、5年連続のシーズン負け越しが決まった。

 シーズン前には一部の米メディアからMVPも期待されたが、シーズン序盤に右前腕筋の損傷で打者専念。シーズン序盤ここ最近は一塁のウォルシュの絶好調もあってスタメンを外れる機会が多くなった。この日の地元放送局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況は「ビッグフライ!」でお馴染みのビクター・ロハス氏で、解説はエンゼルスOBのマーク・グビザ氏。名物コンビは2回の第1打席前に、打者・大谷が今季打撃不振に苦しむワケを映像を使って探った。

 解説「昨夜の打席での彼のバランスは良かったです。ショウヘイにとって大変重要です」

 実況「8月23日以来の本塁打でした。後ろの足について興味深いことは、右腕との対戦よりも左腕との対戦の方が後ろの足、後ろの脚を動かしていました」

 解説「それから、右腕と対戦する時にも多く見るようになりましたね。以前とは全く異なりました」

 このタイミングで大谷の過去の左腕との対戦映像が流された。現役時代に通算132勝を挙げたグビザ氏は、大谷が不振に苦しむ理由をこう指摘した。

 解説「今季は足を動かしていることが多かったです。左腕との対戦です。球を見て、後ろの足を遠くに動かしています。内角への変化球でした。こちらは別の左腕と対戦した時です。大きく足を動かしています。彼がどれほど力強くとも、このようでは常に球を捉えることはできません」

 この日は2日連続の快音とはいかなかった。常に愛情を持って接する名物コンビの指摘も打撃復調の力に変えたいところだ。

(Full-Count編集部)

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