大谷翔平、同点7号2ランは今季初の左腕撃ち「右左関係ない。いい形で捉えられた」

「5番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
「5番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

メジャー通算47本塁打、日本人3位の城島健司に1本差に迫った

■エンゼルス 5-2 パドレス(日本時間24日・サンディエゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地のパドレス戦で「5番・指名打者」で2試合ぶりに先発出場。2回の第1打席で左投手から今季初アーチとなる同点7号2ランを放った。4打数1安打2打点で打率.194。チームは大谷の一発から1イニング3本塁打で逆転。3連勝を飾り、プレーオフ進出へわずかに望みをつないだ。大谷は「ビハインドだったので早めに追いつきたかった。全部勝つしか無いので、その気持ちを持ってやりたい」と振り返った。

 昨季まで3年連続2桁勝利を挙げている右腕クレビンジャーが1回を投げたところで負傷降板。2点を追う2回無死一塁。2番手左腕モレホンの甘く入ったシンカーを捉えた。4試合ぶりの一発は中越えへの同点7号3ラン。今季、対左投手には試合前まで39打数6安打の打率.154と苦戦していたが、これが今季初アーチだった。大谷は「(モレホンとは)初めての対戦。どんな球種か頭に入れることぐらいしかできない。初球からタイミングを合わせて入れる準備をしました。意識はしますけど、右左は関係ないと思っているので。自分がいい待ち方をできればいいと思っていた」と振り返った。

 打線はアップトンの2者連発となる8号ソロで勝ち越し。ベンブームも右越え3号ソロと続き、1イニング3本塁打で鮮やかに逆転勝ちした。メジャー通算47本塁打とし、日本人通算本塁打3位の城島健司と1本差。価値ある一発を放ったが、3回1死一塁は右飛。5回2死一、三塁は空振り三振、7回1死二塁は二ゴロに打ち取られた。今季は残り3試合。「今日はいい形で捉えている。2打席も、3打席目も球の見え方は悪くなかった。全体的に良かったと思います」と前を向いていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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