「通常のオフなら引っ張りだこも…」 田中将大の去就に米紙が早くも興味津々

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

米ニューズデイ紙「2014年のデビュー以来ア・リーグで最も耐久性のある先発投手の1人」

 ヤンキースの田中将大投手は今季、開幕前に頭部打球直撃のアクシデントはあったものの、最終的には10試合に登板して3勝3敗、防御率3.56の成績を残した。今季が7年契約の最終年。早くも去就に注目が集まる中、米紙「ニューズデイ」は田中について取り上げている。

 同紙は「マサヒロ・タナカはヤンキースでレギュラーシーズン最後の登板を果たしたか?」との見出しで記事を掲載。今季最終登板となった今月23日(日本時間24日)のブルージェイズ戦で4回8安打5失点で3敗目を喫したことを取り上げた。

 記事では、田中の最終登板後のコメントを掲載。「なかなか難しいシーズンだったと思う。パンデミックの状況でシーズンを始めて、少ない試合数で僕にとっては7年の最後だった。こういう登板で終わるのは自分にとっては、こうはなりたくなかったタフでしたね」との内容に触れ「これが別れのようだと一部で解釈されたが、必ずしもそのように見るべきではない。水曜日の夜にタナカがしたヤンキース時代を懐かしく振り返るようなSNSの投稿に関しても同様である」と述べた。

 その理由として「なぜなら、オーナーのハル・スタインブレナー氏をはじめ、ヤンキースが7年前の投資をこの上なく嬉しく思っているということを覚えておかなければならないからである。成績とチームでの存在感のどちらの観点でも」と指摘。田中はチーム内で最も尊敬される選手の1人で、エースのコールもスプリングトレーニング前に学びたい新しいチームメートの1人だと語っていたことを紹介した。

 気になるのは去就。「通常のオフであれば、2014年のデビュー以来ア・リーグで最も耐久性のある先発投手の1人であり、ポストシーズンで活躍を見せてきたタナカは、間違いなく引っ張りだこのFAとなるだろう」と注目。一方で新型コロナウイルス感染拡大の影響による球団の収入減にも触れ「今冬の支出がどのようになるかは誰にも分からない。それでも、あらゆることがヤンキースとタナカに何かが起こらない限り真剣に残留を話し合うであろうと示している」とまとめた。

(Full-Count編集部)

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