セは巨人・菅野が“当確”、パは鷹柳田&モイネロ、楽天浅村ら混戦 MVPの行方は?

巨人・菅野智之【写真提供:読売巨人軍】
巨人・菅野智之【写真提供:読売巨人軍】

首位の巨人・菅野は開幕から11勝0敗、防御率1.78と圧倒

 シーズンも終盤戦に差し掛かりセ・リーグでは巨人がマジック24と2位阪神に12.5ゲーム差をつけ首位を独走。パ・リーグでは首位ソフトバンクと2位ロッテがゲーム差1と接戦を繰り広げ、3位楽天も首位までゲーム差5.5とまだまだ射程圏内だ。ここでは現時点の成績から両リーグの最優秀選手(MVP)を占ってみる。

 MVPはシーズンで最も活躍した選手に与えられる最高の賞。記者投票によって選出されリーグ優勝チームから選ばれることが多いのが特徴だ。過去10年を見ても優勝チーム以外から選出されたのは2013年のヤクルト・バレンティン(打率330、60本塁打131打点)、2014年のオリックス・金子千尋(16勝5敗、防御率1.98)の2人だけだ。

 まずはセ・リーグの投打で活躍するを選手を見ていく。

○投手
巨人 菅野智之 11勝0敗、防御率1.78(リーグ2冠) 3完投、95奪三振、WHIP0.85
阪神 西勇輝 7勝4敗、防御率2.33 3完投、81奪三振、WHIP0.95
中日 大野雄大 6勝5敗、防御率2.37 7完投、106奪三振、WHIP0.89

○野手
巨人 岡本和真 打率.280、23本塁打70打点(リーグ2冠) OPS.939
DeNA 佐野恵太 打率.347(リーグ1位)、13本塁打58打点 OPS.935
ヤクルト 村上宗隆 打率.330、18本塁打61打点 OPS1.039

 首位を独走する巨人のエース菅野が圧巻の成績を残しており、このままいけば自身2度目のMVPは確実だろう。中日・大野雄は7完投、106奪三振と菅野を上回っているが勝敗、チーム成績を考えても厳しい状況。野手陣も巨人の岡本がこのまま本塁打、打点の2冠を獲得しても菅野を超えるインパクトは与えられないだろう。

パ・リーグは混戦模様、リーグ優勝の行方にも左右される?

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