「なぜ通訳？」日本語での質問→中国語で即反応　ロッテ・チェンの応対にファン笑顔

同僚のチェン・グァンユウは大学の後輩「僕より彼の方が喜んでいるんじゃないか」

　元中日でオリオールズなどでも活躍したロッテのチェン・ウェイン投手が4日、入団会見に臨んだ。来日後、新型コロナウイルス感染防止のための2週間の隔離期間を経てこの日から練習に参加。元メジャー左腕は日本語での質問に対して即答し、9年ぶりの日本復帰を感じさせない姿を見せた。

　球団公式YouTubeチャンネルが会見の様子を公開。報道陣から日本語で向けられる質問に対して頷きながら聞くと、通訳を受ける間もなく母国の言葉で返した。好きな日本語を聞かれると、「一生懸命しかないすね。一生懸命」と笑いながら抜群の発音で回答してみせた。

　今季はマリナーズとマイナー契約を結んでいたが、コロナ禍でマイナーリーグが中止となり6月下旬に自由契約に。その後は台湾に帰国し、大学生らアマチュア選手相手に中5日程度で100球目途に6～7イニングを投げていたと説明した。

　ロッテには大学の後輩にあたるチェン・グァンユウ投手も在籍。加入が決まった際、グァンユウの方から「本当に決まったんですか？　本当に決まったんですか？」と興奮気味に連絡があったといい「多分、僕より彼の方が喜んでいるんじゃないか」と笑いを誘った。

「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルも「【9年ぶり日本球界復帰】チェン投手が入団会見で語ったコトは…？」と題して会見の様子を動画で公開。日本復帰のブランクを感じさせない受け答えにファンは「日本語ペラペラなのになぜ通訳？？？笑」「記者の質問に対して日本語わかるからすぐ答えてたのちょっと面白かった」と反応。唯一喋った日本語に対して「凄い良い発音」と絶賛していた。