大谷翔平の来季起用法は二刀流、それとも… 溢れる才能に米メディア困惑「悩ましい」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

「オオタニの価値の最大化」米スポーツ局ESPNがエンゼルス再建の課題をピックアップ

 エンゼルスは6年連続でポストシーズン進出を逃した。ビリー・エプラーGMが解任となり、チームは抜本的な改革が迫られているが、米スポーツ局「ESPN」はチーム再建への課題をピックアップ。二刀流・大谷翔平投手についても言及されている。

 大谷は打者として44試合出場し、打率.190、7本塁打、24打点、7盗塁。投手としては右前腕筋を痛め、2試合のみで0勝1敗、防御率37.80に終わった。「ショウヘイ・オオタニの価値の最大化」と課題を挙げた記事では、今季の大谷を厳しく評価している。「オオタニは投球への調整にもっと時間が必要だったが、時間がなかった。(シーズンでは)肘の怪我をして投球できなくなり、打撃でもスロースタートとなった」。

 それでも、二刀流としての期待の大きさは来季も変わらない。記事では大谷がシーズン中から一塁や外野で守備練習をしていることを伝え、「オオタニは3桁(100マイル)の直球、打者の膝を崩すスプリットが投げられる。打球を400フィート飛ばせ、俊足。健康であれば、先発投手と指名打者としてプレーできる。もしくはパートタイムの外野手、パートタイムのクローザーとして。もしくは、600打席に立つレギュラー選手。彼の存在はギフト。彼の起用法を見出すのは悩ましいことである」と課題を挙げた。大谷の起用法の鍵を握る新GMを11月下旬までに決める方針だが、やはり大谷の活躍はチーム浮上に不可欠と見ているようだ。

 記事では投手陣の整備はもちろん、スカウティング・分析・育成部門などロースター外の強化をエンゼルス再建の課題に挙げている。来年は寂しい10月にならないために……。長いオフで課題を克服し、チームの躍進へつなげたいところだ。

(Full-Count編集部)

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