ヤンキース、ブーン監督が来季続投 今オフFA田中将大との再契約に影響か

ヤンキースのアーロン・ブーン監督【写真:AP】
ヤンキースのアーロン・ブーン監督【写真:AP】

スタインブレナー・オーナーは首位打者ルメイヒューを高評価「どれだけ貢献してくれたか」

 ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナーは13日(日本時間14日)、米スポーツ局「ESPN」のラジオ番組に出演し、アーロン・ブーン監督の来季続投を明言した。「(ブーン監督は)素晴らしい野球人。素晴らしいリーダーだ。アーロン・ブーンは来年も指揮を執る。それは決まっている」と話した。米メディア「ノースジャージー・コム」が伝えた。

 ブーン監督は18年から3年契約で、2021年は球団オプションだった。今季は地区シリーズで敗退し、チームは11年連続でリーグ優勝、ワールドシリーズ制覇を逃したが、指揮官への評価は変わらない。スタインブレナー・オーナーは「我々は彼ら(地区シリーズで敗れたレイズ)よりも良いチームだと感じていた。しかし最終的にそうはならなかった」とチーム作りを評価した。

 ヤンキースでは田中将大投手の7年契約が終了。田中の他にもジェームズ・パクストン投手やJA・ハップ投手、DJ・ルメイヒュー内野手がFAとなる。スタインブレナー・オーナーは「コーチ陣や選手に関してはまだ何も話はしていない。後ほど話はしていく。改善する必要があるものが何かあるのか、見極めていく。そして、我々は変化を作ることを恐れない」としたが、両リーグ首位打者に輝いたルメイヒューとの再契約を最優先事項とするようだ。「(今オフFAのルメイヒューが)球団にどれだけの貢献をしてくれたか。そして彼がどれだけ素晴らしい選手か。それを理解していないのなら、私はこの仕事をしていない」。昨季まで6年連続で2桁勝利を挙げていた田中の話題にはならなかった。

 ブーン監督の続投は田中との再契約にどのような影響があるのか。まずはワールドシリーズ終了後にヤンキースが1年契約のクオリファイング・オファー(今オフは1890万ドル)を提示するかに注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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