プロ初本塁打が初球先頭打者弾 ロッテ藤原に専門家が唸った「センスの良さ」とは?

3回に三塁を陥れたタッチアップに飯田氏は注目「咄嗟にスタートを切ったのだとすれば…」

 走塁でも見どころがあった。3回のヒットの後、加藤の死球で二塁へ進塁。続くマーティンの打球はセンターの定位置付近への中飛だったが、藤原は思い切りよくタッチアップで三塁を狙った。微妙なタイミングだったが、中堅手・田中の送球が藤原の左手に当たり、まんまと三塁を陥れた。

 この場面を飯田氏は「手に当たっていなければ、アウト。次の打者は4番の安田でしたから、無理をする場面ではなかった。ただ、中堅手の田中が送球態勢を取らずにボールを捕ったのを見て、咄嗟にスタートを切ったのだとすれば、大したものですよ」と指摘した。

 5回1死二塁で迎えた第3打席。空振りした2球目のストレートは、涌井のこの日のMAX148キロを計測した。「涌井が明らかにギアを上げたシーンでした。球界を代表する右腕を本気にさせたのだから、藤原にとって収穫でしょう」と飯田氏。7回の第4打席で、内角低めのスライダーに空振り三振を喫したあたりは、プロ16年目の貫録を見せつけられた格好だ。

 限りない可能性を感じさせる藤原のプレー。降って湧いたような1軍昇格だったが、転がり込んできたチャンスを手放しては、プロとして生き残れない。鳴り物入りで入団してきた期待株が、このままスターダムにのし上がるか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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