楽天ドラ1小深田が新人王へ評価急上昇 専門家「1年間で成長。粘り強さ出てきた」

現時点は西武平良が有利も「1番の打順を守り、打率を上げ、盗塁も20以上に増やしていけば」

 リーグ戦も終盤に差し掛かり、新人王候補の1人としても名前が挙がる小深田。だが、ほかにもライバルはいる。西武の中継ぎ、平良海馬投手とロッテの4番、安田尚憲内野手だ。平良はここまで43試合に登板し、1勝0敗、リーグ2位の24ホールドで防御率1.74。安田は94試合に出場し、打率.225、6本塁打、48打点。このプロ3年目の2人に勝つためには、打率を上げ、盗塁数を増やすことが必要だと松本氏は言う。

「出塁率は.356あるので、小深田の後ろを打つ鈴木、浅村、島内に回すためにも、打率を.290まで上げてほしい。小深田が出塁すれば、点も入りやすくなり、チームとして得点力が上がっていく。現時点では印象度の高い西武・平良のほうが有利だと思うが、チーム内で1番の打順を守り、打率を上げ、盗塁も20以上に増やしていけば、可能性も見えてくる。残された試合で小深田が結果を出し、楽天が連勝して逆転でクライマックスシリーズ進出を決めれば、目立つので印象も良くなる」

 楽天はソフトバンクとの3連戦を終えると、オリックス、日本ハム、西武との3連戦が続き、その先には2位ロッテとの直接対決が待っている。今季、残されたロッテとの直接対決はこの3試合が最後。松本氏は「オリックス、日本ハム、西武戦で9連勝しないとチャンスは少ない」と分析する。すでに自力でのCS進出の可能性は消えてしまったが、まだチャンスは残されている楽天。その中で新人王候補の小深田がチームを大型連勝に導く活躍を続けていけば、チームのCS出場、そして新人王という個人タイトルの可能性も膨らんでいきそうだ。

【動画】元ヘッドも逆転CSに向けたキーマンに指名 新人王候補のダークホース楽天・小深田の華麗なバットコントロール

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