打率&本塁打12球団トップも4位のDeNA ドラフトで補強すべき即戦力投手と若手野手
野手で圧倒的に少ない10代から20代前半の選手
ただ、山崎が不振に陥り、東はトミー・ジョン手術、今永は左肩のクリーニング手術と投手陣には不安を抱えているのも事実だ。目前の来季のリーグ優勝を狙うなら、即戦力投手は獲っておきたいところか。
捕手は伊藤光の31歳が最年長。戸柱恭孝が30歳、嶺井博希が29歳、高城俊人が27歳とまだ中堅世代だ。昨年のドラフトでは東妻純平を指名しており、捕手の補強はさほど重要性は高くない。
野手では今季、佐野恵太が4番として急成長し、筒香嘉智の抜けた穴をしっかりと埋めた。ホセ・ロペスが37歳とベテランとなっているが、大和は33歳、宮崎敏郎と梶谷隆幸は32歳とまだ老け込む年ではない。20代半ばから後半にかけてが厚い一方で、10代から20代前半にかけての層が薄くなっている。
来季を見据えた即戦力投手で考えるなら、早大・早川隆久や苫小牧駒大の伊藤大海、トヨタ自動車の栗林良吏、ENEOSの藤井聖ら投手が候補になるか。その場合でも、年齢バランスを考え、2位以下で将来性豊かな野手を厚めに指名しておきたい。