レイズ、痛恨の本盗失敗で崖っぷち 指揮官責めず「チームのためにしたこと」

レイズのマニュエル・マルゴーは本盗を試みるもアウトに【写真:AP】
レイズのマニュエル・マルゴーは本盗を試みるもアウトに【写真:AP】

1点差の4回に三塁走者マルゴーがカーショーの大きなモーション盗んで本盗も…

■ドジャース 4-2 レイズ(ワールドシリーズ・日本時間26日・アーリントン)

 ワールドシリーズは25日(日本時間26日)、テキサス州アーリントンで第5戦が行われ、レイズはドジャースに2-4で敗れ、ワールドシリーズ制覇へ王手をかけられた。筒香嘉智外野手は8回に代打で登場したが、左飛に倒れた。

 勝負の分かれ目は1点差の4回2死一、三塁だった。三塁走者・マルゴーはカーショーの大きなセットポジションのスキを突いて本盗を狙ったが、惜しくもタッチアウトとなった。

 マルゴー「僕の判断。100%僕の判断だった。その時は良い考えだと思った。セーフになる可能性が十分にあると思ったんだ。KK(打席のキアマイアー)への初球から、彼らはあまり自分に注意を払っていないと感じた。チャンスがあると思ったけど、そのように上手くはいかなかった」

 レイズは新人アロサレーナが3回に一時1点差に迫る左前適時打を放った。今ポストシーズン27安打は14年パブロ・サンドバル(26安打)を抜いてポストシーズン新記録となった。しかし、本盗失敗で同点機を逸したチームは4回以降無得点。キャッシュ監督は「選手たちが能力を発揮できる判断をしたいと思っている。マニー(マルゴー)が狙えると思ったのであれば、それがイエスかノーだったか言うことは難しい。彼は走塁に優れている。彼には私がその時に見えていなかったものが見えていたかもしれないし、チームのためにしたことだ」と責めることはなかった。

(Full-Count編集部)

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