近大・佐藤は阪神、早大・早川は楽天が交渉権 巨人は抽選10連敗、鷹は野手抽選14連敗に

巨人・原辰徳監督【写真提供:読売巨人軍】
巨人・原辰徳監督【写真提供:読売巨人軍】

ソフトバンクは前身の南海、ダイエーから野手の競合で抽選を引き当てたことがない

 2020年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで開催され、12球団のドラフト1位が出揃った。注目を集めた近大の佐藤輝明内野手は4球団競合の末に阪神が、早大の早川隆久投手は4球団競合の末に楽天がそれぞれ交渉権を確定させた。

 近大の佐藤には事前に指名を公表していた巨人、ソフトバンク、オリックスの3球団に加えて阪神も入札。早大の早川には指名を公表していたロッテ、ヤクルトに加えて、楽天と西武が入札した。別室での抽選の末に佐藤は阪神の矢野燿大監督が、早川は楽天の石井一久GMが当たりクジを引き当てて交渉権を確定させた。

 佐藤に入札した巨人は原辰徳監督がくじ引きに臨んだが、2番目にクジを引いた阪神の矢野監督が当たりクジを引いており、抽選箱に当たりクジはなし。これにより、巨人は2011年に松本竜也を引き当てた外れ1位以降、抽選は10連敗となった。1巡目入札で当たりを引き当てたのは2008年の大田泰示以来、逃すこととなった。

 同様に佐藤を外したソフトバンクは前身の南海、ダイエー時代から通じて、1巡目入札で野手で競合し、抽選で引き当てたことがない。1979年の早大・岡田彰布を皮切りに、1985年の清原和博、1987年の立浪和義、1992年の松井秀喜を逃し、近年では2017年の清宮幸太郎、安田尚憲、2018年の小園海斗、辰己涼介、2019年の石川昂弥と続けて外しており、これで14連敗となった。

(Full-Count編集部)

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