FA田中将大にフィリーズがラブコール? 地元メディア「PO経験豊富で素晴らしい」

ヤンキースからFAとなった田中将大【写真:AP】
ヤンキースからFAとなった田中将大【写真:AP】

再建中のフィリーズはリーグ14位のチーム防御率5.14、実績のある投手の補強が急務

 大リーグ選手会(MLBPA)は28日(日本時間29日)、フリーエージェントになった147選手を発表し、日本人では7年契約を終えたヤンキースの田中将大投手、今季がメジャー3年目だったマリナーズの平野佳寿投手が入った。

 田中は渡米1年目の14年から6年連続で2桁勝利をマーク。通算78勝(46敗)、防御率3.74と安定した成績を残してきた。田中の去就については多くの米メディアがヤンキース再契約を予想しているが、他球団も黙っているわけではなさそうだ。米メディア「フィリー・スポーツ・ネットワーク」はフィリーズの獲得候補として、田中の名前を挙げた。

「ベテランのタナカは常に上手くいっていたわけではないが、プレーオフ経験豊富な素晴らしい先発投手であり、フィリーズが興味を持つはずである」

 再建中のフィリーズは今季ナ・リーグ東地区3位で9年連続でポストシーズン進出を逃した。打線はリーグ4位のチーム306得点を記録したが、チーム防御率5.14はリーグ14位と足を引っ張った。同メディアはバウアー(レッズ)、ストローマン(メッツ)、ウォーカー(ブルージェイズ)、ゴーズマン(ジャイアンツ)と実績のあるFA投手の名前を挙げ、「このリストの何人かの選手たちと同様に、タナカも最後の複数年契約を求めることになる可能性が高い。来週32歳になる彼の年齢が一部の球団を少し躊躇させるかもしれないが、少なくともフィリーズは注目しているはずである」と伝えた。

 FA選手の他球団との交渉解禁は5日後の11月2日(同3日)。米メディアの予想を覆すフィリーズ入りとなれば、田中は救世主としての活躍が期待されそうだ。

(Full-Count編集部)

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