日本でやりたいことは“伝統の一戦”の観戦 マシソンが語る日本野球の素晴らしさ

オンライントークイベントに登場した元巨人のスコット・マシソン氏(画像はスクリーンショット)
オンライントークイベントに登場した元巨人のスコット・マシソン氏(画像はスクリーンショット)

元同僚・大竹寛の記念Tシャツを着てオンラインイベントに登場

 昨季限りで日本でのキャリアを終えた元巨人のスコット・マシソン投手。巨人で8年間ブルペンを支えたマシソン氏は今、米国のフロリダで生活している。現在も毎朝欠かさず巨人の試合結果をチェックしているというマシソンに期待している巨人の若手選手を尋ねてみると「名前を挙げたくない」と意外な答えが返ってきた。その裏には今も変わらぬ古巣愛があった。

 Full-Countではこのほど、オンライン会議システム「Zoom」を利用して、フロリダに住むマシソンとファンとの間をつなぐオンライントークイベント(協力・POD Corporation)を開催。トークルームにマシソンが姿を現すと、ファンが真っ先に注目したのは着ているTシャツだった。

「KAN OHTAKE」と書かれたTシャツは元同僚である巨人の大竹寛投手が通算100勝を達成したときの記念Tシャツ。大竹以外にも阿部慎之助(現巨人2軍監督)や山口鉄也(現3軍投手コーチ)など元同僚のTシャツを数多く所持。ジムに着て行っては周囲から「このTシャツは何?と聞かれるよ」と質問されると嬉しそうに語った。

 特にバッテリーを組んだ阿部との思い出は特別のようで、「日本で成功できたのは阿部さんのおかげ」と感謝。阿部が2017年に2000安打を達成した後、一緒に食事に出かけ、阿部からはユニホームを、マシソンからはキャッチャーマスクを記念に贈りあったという。マシソンにとって1番の宝物であるというそのユニホームには『これまで会った人の中で、マシソンは選手としてだけでなく人間としても屈指の存在だ』という旨の阿部からのメッセージが書かれていた。

 マシソンはまた、日米で獲得したチャンピオンリングや記念のボールなども披露。一番大きな意味を持っているものとしてファンに紹介したのは巨人時代の2012年に獲得したチャンピオンリングと、2013年の最優秀中継ぎ投手賞のトロフィーだった。メジャー登板の経験もあるマシソンだが、最も印象に残っているのは日本で、巨人で過ごした日々だったと伝えると、その様子見ていたファンも笑顔になっていった。

日本でやり残したことは…「巨人-阪神戦をスタンドから観てみたい」

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