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西武の元守護神・高橋朋が涙の引退試合 1球遊飛に家族、渡辺GM、1軍投手陣も拍手

西武の元守護神で今季限りでの現役引退を表明している高橋朋己投手が30日、2軍本拠地のCAR3219フィールドで行われたイースタン・巨人戦の9回に現役最後の登板。わずか打者1人、1球で終わったが、モタを遊飛に仕留めた。マウンド上で目の涙を拭う場面もあった。

イースタン・巨人戦で現役最後の登板を果たした西武・高橋朋己(左)【画像:パーソル パリーグTV】
イースタン・巨人戦で現役最後の登板を果たした西武・高橋朋己(左)【画像:パーソル パリーグTV】

イースタン巨人戦の9回に登板、モタを1球で遊飛に打ち取った

 西武の元守護神で今季限りでの現役引退を表明している高橋朋己投手が30日、2軍本拠地のCAR3219フィールドで行われたイースタン・巨人戦の9回に現役最後の登板。わずか打者1人、1球で終わったが、モタを遊飛に仕留めた。マウンド上で目の涙を拭う場面もあった。

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 2-2で迎えた9回。三塁側ファウルゾーンに設けられたブルペンから、背番号「123」が小走りにマウンドへ。投球練習中には、かつての登場曲で、今季は20歳の最速160キロ右腕・平良に継承されているE-girlsの「Follow Me」が流された。チームはこの日、黄金期にちなみ水色を基調とした「70周年記念ユニホーム」を着用していた。

 先頭のモタが初球の外角低めの球を打つと、打球はマウンドの後方への飛球。遊撃の山田がキャッチした。すると、松井稼頭央2軍監督が歩み寄り交代を告げる。高橋朋は一塁側の巨人ベンチをはじめ、四方に帽子を取って頭を下げながらベンチへ下がり、最後は両手を上げて拍手に応えた。

 無観客だったが、ネット裏席には妻、幼い長女、長男、渡辺久信GMらフロント陣、三塁側の金網の外にはナイターのソフトバンク戦を控えた1軍の投手陣が駆けつけ、功労者の最終登板を見守った。投球練習中には、隣接するメットライフドームで全体練習を終えた、同じ1988年生まれの木村が、息を切らせながら到着し、「間に合った!」とつぶやいた。

 高橋朋は静岡・加藤学園高、岐阜聖徳大、西濃運輸を経て、2012年ドラフト4位で西武入り。身長174センチの小柄ながら、左のスリークオーターから150キロを超える速球を武器に、リリーフ投手として活躍。通算160試合に登板し、6勝5敗40ホールド52セーブ、防御率2.74。15年にはオールスターに出場した。

 16年に左肘内側側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、復帰後の18年には左肩を痛めた。同年オフに育成選手契約に切り替え、背番号も「43」から「123」に変えて再起を目指していた。今月20日に引退を表明し、会見では「8月下旬に打撃投手を務めた時、(左肩に)すごく痛みがあって、そこでいい意味で諦めがつきました」と明かしていた。

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