FAの田中将大と「私なら契約する」 米記者が評価する“優れた耐久性”とは?

ヤンキースからFAとなった田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキースからFAとなった田中将大【写真:Getty Images】

キース・ロー記者による「MLBオフのFAトップ40」で田中は15位に

 ヤンキースの田中将大投手は今季7年契約の最終年を終え、今オフの去就に注目が集まっている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、キース・ロー記者による「MLBオフのFAトップ40」を紹介。田中は15位に挙げられている。

 このランキングでは「過去の成績、スカウティングレポート、耐久性、GMが契約の金額や年数を決める時に重視するかもしれない要素を考慮し、今後の活躍を考えたものである」と説明。1位はジョージ・スプリンガー、2位はJT・リアルミュート、3位はトレバー・バウアーと続き、田中は15位だった。

 田中について記事では「耐久性に優れて効果的であり、ここ4フルシーズンのうち3シーズンで30先発登板以上、2020年に10先発登板した」と評価。一方で、変化球主体の投球にも触れ「フォーシームが欠点のようなものになっている。スライダーとスプリットの方が多く投げているが、フォーシームで本塁打を最も打たれている」と指摘している。

 それでも田中の優れた投球術を挙げ「彼は自分にとって上手くいく方法を持っていて、その2種の変化球を多用しながらシンカーを織り交ぜて多くのストライクを投げ、MLBで与四球率が5.5%を超えたシーズンがない」と強調。「年齢と肘の懸念を踏まえると長期契約には最適ではないかもしれないが、私なら彼と契約して、2021年にリーグ平均の先発投手になってもらう」とまとめた。

(Full-Count編集部)

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