西武渡辺GM「キャラで選んだわけじゃない」112キロの巨漢ドラ1に指名あいさつ

あいさつを交わす桐蔭横浜大・渡部と西武・渡辺GM(左から)【写真:宮脇広久】
あいさつを交わす桐蔭横浜大・渡部と西武・渡辺GM(左から)【写真:宮脇広久】

176センチ、112キロの“ぽっちゃり系”三塁手の桐蔭横浜大・渡部

 西武は31日、ドラフト1位で指名した桐蔭横浜大の渡部健人内野手に指名挨拶を行った。横浜市の同大を渡辺久信GMらが訪問した。終了後の会見で渡部は「スケールの大きい、山川選手や中村選手のようになりたいが、それを超えて、球界を代表する選手になりたい。長打力が自分の魅力。来年は新人王。将来は3割、30~40本塁打、100打点をマークして、タイトルを取りたい」と宣言した。

 身長176センチ、体重112キロの“ぽっちゃり系”三塁手の渡部。西武には既に「おかわり君」こと中村剛也内野手、2年連続本塁打王で「どすこいポーズ」で人気の山川穂高内野手が活躍。2人を彷彿とさせる体格から、渡部は早くもファンに「おかわり3世」「どすこい2世」などと称されている。

 一方でその体型に似合わず、三塁守備のフットワークは軽やかで、50メートル6秒3の、なかなかの俊足を誇る。中村の好きな言葉は「おかわり」だというが、渡部は「謙虚」。ニックネームは「『ベッケン』と呼ばれているので、そう呼んでほしい」と言う。

 渡辺GMは「キャラで選んだわけではない。実力で選んだ」と強調。「広角にどこにでもホームランを打てる。近い将来、カクテル光線の中で、右へ左へホームランを打つ姿を想像し、楽しみでしかない」と笑っていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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