DeNA梶谷、愛妻に届けたサヨナラ打に「最高です」 最多安打&首位打者に向け猛進

最多安打争いで現在トップの大島の140本に対して、梶谷は138本と現在2本差

「自分で決めるつもりで打席に入った」という梶谷だが、その気持ちとは裏腹に、ボールが3球続いた。4球目も低めでストライクゾーンから外れたが、大きなスイングで空振り。「ボール球だったが振りにいった。気持ちがそうさせたと思う」と振り返る。

 5球目に高めに来た148キロを振り抜いた打球は、やや詰まり気味だったが、「頼む、落ちてくれという感じだった」という願いが通じ、打球は前進して来たレフトの前でバウンド。会心の一打ではなかった殊勲打を「僕らしいヒットかな、と思う」と苦笑いしたが、ナインの歓喜の輪の中で水をかけられたことに関しては「いいものですよ」と笑った。お立ち台では「今日は奥さんが球場に来ているので、カッコいいところを見せたいと思っていた。最高です」と開口一番にプライベートな事情を明かし、場内を沸かせた。

 この日を5打数2安打で終えた梶谷は、打率.326となり、首位打者争いでトップに立つ佐野に2厘差とした。故障で今季の出場が絶望的となった佐野の.328が目標となるが、全試合終了前にこの数字を超えた、あるいは並んだとしても、残り試合を欠場するわけにはいかない事情もある。

 最多安打争いで現在トップの大島の140本に対して、梶谷は138本と現在2本差で、2つのタイトル獲得の可能性もあるからだ。残り試合とタイトルについての質問に関しては「あまり考えたくない」と多くを語らなかった。チームもこの日の勝利で阪神とのゲーム差が2ゲームとなり、最後まで順位争いも予断を許さない状況になっている。ここまでリードオフマンとしてチームを引っ張ってきた梶谷が、最終戦まで出場しての2冠獲得でチームは2位で終了。これこそ誰もが望む結果であることは間違いない。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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