鷹・千賀、投手3冠に! 8回零封9K11勝目で勝利数、防御率、奪三振でリーグトップ

先発したソフトバンク・千賀滉大【画像:パーソル パ・リーグTV】
先発したソフトバンク・千賀滉大【画像:パーソル パ・リーグTV】

3回にはパ・リーグ史上最速となる通算1000奪三振も達成

■ソフトバンク 2-0 ロッテ(4日・ZOZOマリン)

 ソフトバンクの千賀滉大投手が8回無失点の好投を見せ、“投手3冠”を射程に捉えた。4日に敵地ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦。8回までロッテ打線を無失点に封じ、121投球回となり規定投球回に到達。防御率2.18でオリックスの山本由伸を抜き、奪三振数を149として山本に並んだ。

 千賀が圧巻の投球を見せた。初回先頭の荻野に左前安打を浴びて出塁を許したが、結果的に許した安打はこの1本だけ。2回から5回まで4イニング連続で3者凡退に。3回2死から荻野を空振り三振に仕留めてパ・リーグ最速、史上2位の速さでの通算1000奪三振も達成した。

 そのまま7回までゼロを並べ続け、今季の投球回が規定投球回の120イニングに。この段階で防御率は2.18となり、2.20のオリックス山本由伸を抜いて防御率ランキングトップに立った。8回もマウンドに上がると、田村からこの日9個目の三振を奪って、山本の三振数に並んでリーグトップタイに浮上した。

 そのままチームは勝利し今季11勝目をマークし、こちらもリーグトップタイに浮上。勝利数で並んだ楽天の涌井秀章投手がこの日のオリックス戦で5回6失点、同点のままで降板となり、白星を逃したため、千賀は勝利数、防御率、奪三振で“投手3冠”に躍り出た。

(Full-Count編集部)

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