「他球団との違いが鮮明」リーグ連覇の巨人から見えた“異質”な2軍起用法とは

ロッテは清田、西武は栗山と両ベテランがキーマンと指摘

 パ・リーグはクライマックスシリーズの出場権がかかるロッテと西武の2位争いが熾烈です。個人的には最後に抜け出すのはクリーンアップの力だと思います。特に4番打者が打つとチームは一気に勢いに乗ります。ロッテは安田尚憲選手が4番に抜擢されて印象的な一打を打っていましたが、チームが下降線をたどった時期に清田育宏選手が4番に起用され、見事に期待に応えています。清田選手は波が大きい選手ですが、状態の良い時は素晴らしい活躍ができる選手です。彼の活躍がロッテの命運を握っていると思います。

 一方、西武は2年連続本塁打王の山川穂高選手が故障で戦線離脱した影響もあり、栗山巧選手が10月下旬から4番で奮闘しています。年を重ねるにつれて調整が難しくなる中、今年もしっかり結果を残しているのはさすがの一言。勝負強い栗山選手にチャンスで回せるかが、勝負のポイントになるのではないでしょうか。

文/構成 インプレッション・平尾類

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