ヤ軍の補強ターゲットはダルビッシュ? NYメディアが指摘「今こそ改革を行う時」

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

大型トレードを提案「ゲリット・コールと共に破壊力抜群のワンツーパンチになる」

 11年間ワールドシリーズ制覇から遠ざかるヤンキースに必要なのはダルビッシュ有? ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」はヤンキースが検討しなければならないトレード案として、サイ・ヤング賞候補に名前が挙がるダルビッシュを指名した。

 2009年の世界一から11年間ワールドシリーズに縁がないヤンキース。今季はアストロズからFAとなっていたゲリット・コール投手を9年総額3億2400万ドル(約352億3300万円)で獲得したが地区シリーズでレイズに敗れ悲願は来年に持ち越しとなった。

 記事では名門復活に向け「今こそブライアン・キャッシュマンGMが改革を行う時だ」と言及し、検討すべきトレード案を4つ挙げている。

 その1つが今季12試合登板して8勝(3敗)を挙げて日本人初の最多勝タイトルを獲得。リーグ2位の防御率2.01、同4位の93奪三振をマークしたダルビッシュに注目した。

 ヤンキースからは19年から度重なる故障に苦しみ今季は23試合で4本塁打にとどまったジャンカルロ・スタントン外野手、ゲイリー・サンチェス捕手、マイク・キング投手、カブスからはダルビッシュ、ウィルソン・コントレラス捕手、ジェイソン・ヘイワード外野手の3対3のトレード案を提案。

 田中将大がFAとなりコールに次ぐ2番手投手が不在となっている状況に「ここでヤンキースにとって素晴らしいものはダルビッシュだ。もしこのトレードが実現すれば彼はゲリット・コールと共に破壊力抜群のワンツーパンチになるであろう」と大きな期待を込めている。

 ダルビッシュは2018年にカブスと6年1億2600万ドル(約134億8200万円)の超大型契約を結んでおり、残り3年の契約を残している。契約の中には最終年となる2023年まで12球団へのトレード拒否権があり、ヤンキースがその中に含まれているかは不明だ。それでも、今回のトレード案もあり得ない話でもなく、ヤンキースを含め各球団の来季に向けた補強に注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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