大谷翔平が“四刀流”挑戦に意欲 初の一塁手&7年ぶり外野手へ「いつでもどこでも」

シーズン中に一塁手、外野手で守備練習「一塁はアマチュアの時に何回かありました」

――マドン監督は来季も二刀流を継続すると。大谷選手もやはり開幕二刀流を思い描いているか。
「そうですね。もちろん、そこ(開幕)に向けてやっています。キャンプから行きたいなと思っています。毎年毎年そうですけどね」

――ビリー・エプラーGMが今季限りで退任となった。最後に話はできたか。
「最後に話した時は来年もやるつもりの中での会話でした。シーズン終わってから終わりという報道が出たので。それ以降は直接お会いする機会はなかったですけど」

――エプラーGMは日ハム時代から二刀流を評価していた1人だ。
「最初から最後まで信頼して、僕も信頼していました。向こうも信頼して使い続けてくれたので。3年間でポストシーズン行けなかったのはすごく申し訳ない気持ちは強いので。今年行っていれば、もしかしたら来年も一緒にやる機会もあったと思うので。そこが一番心残りかなと思います」

――今季中は守備練習も行っていた。二刀流の起用法についても変わるのでは。
「もちろん投げて打ってが基本のベースになると思うので。プラスしてファースト、外野を守れたりとか。160試合があれば、どこかで自分自身ができれば、チームとしての幅も広がるし、全体的に回りやすくなると思います。いいことだと思いますけど」

――日ハムの時は外野手をやっていた。一塁守備をやるのは。
「もちろんプロではないですね。アマチュアの時に何回かありました。打球が飛んでくることは少ないと思うので、(送球処理の)ハンドリングが大事かなと思います。一塁には一塁の難しさがあると思うので。一塁手は投内連係、その辺りの守備が一番難しいところではあると思うので、それ以外の打球はなるべく前に落として、しっかり1個(アウト)を取るのが基本。難しい打球を取れ、ということではないと思うので、基本をできることが何でも大事だと思います」

――可能性を広げるという意味では出場機会は増える。
「やってほしいと言われたらいかないといけない。『できません』と言ってる暇はないので。『いつでも出来ます、どこでもいけます』と言えるだけの自信があるかどうかを高めていくのが練習なので。いろんなことを想定して、やる必要はあるかなと思います」

――3年やって一人前というが、メジャーで3年。二刀流をやることの難しさを感じているか。
「そうですね。日本でももちろんそうでしたけど、簡単にできると思っていないので。簡単に結果を出せるとも思っていないです。その中で、やらせてもらえる環境があるというのも、また恵まれていることだなと思います。最初の頃より(二刀流に対して)プラスの意見も多いと思う。その中でしっかりと自分が頑張って結果を出せれば、全然いけるんじゃないかなと思っていますけどね」

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY