ロッテとのCSへ若鷹2人がアーチで躍動! 栗原&ルーキー柳町が紅白戦でソロ競演

右翼へのソロ本塁打を放ったソフトバンク・栗原陵矢【写真:藤浦一都】
右翼へのソロ本塁打を放ったソフトバンク・栗原陵矢【写真:藤浦一都】

アピール成功の柳町「自分の持ち味を出せたし、一球で仕留められた」

 ソフトバンクは11日、PayPayドームで全体練習を行い、午後からは紅白戦が実施された。実戦形式の練習でアピールしたのが栗原陵矢捕手と柳町達外野手。紅組と白組に分かれた2人はそれぞれソロ本塁打を放ち、試合は1対1の引き分けで終わった。

 白組の先発は杉山一樹、紅組の先発は椎野新で6回制で行われた紅白戦。5回裏、白組の5番に入った栗原は、紅組の4番手・川原弘之のストレートを右翼スタンドまで飛ばす先制ソロ本塁打。紅組の10番に入った柳町は6回表に白組の5番手・津森宥紀から左翼のホームランテラスへ同点弾。期待の若鷹2人が見事なアーチ競演を見せた。

 栗原は「内寄りの真っ直ぐ。打った感覚も良かったです」と胸を張れば、柳町も逆方向への一発に「自分の持ち味を出せたし、一球で仕留められた」と納得の表情を見せた。

 試合は1-1の同点で終了。甲斐キャノンと周東佑京の対決も期待されたが、周東は3三振に終わり、出塁できなかった。栗原と柳町のほか、杉山一樹とグラシアルも存在感を見せた。

○杉山一樹
 白組の先発として登板し、2回4奪三振で無失点。初回は牧原大成を二ゴロ、川島慶三と柳田悠岐から連続三振。2回はグラシアルに二塁打を打たれ、明石健志に二ゴロで三塁に進まれるも、そこからデスパイネを変化球で空振り三振、上林誠知を151キロのストレートで空振り三振に斬ってマウンドを降りた。

○グラシアル
 紅組の4番・サードで出場。第1打席は杉山からライト線への二塁打。第2打席は嘉弥真新也からショート内野安打。この内野安打も左前に抜けそうな痛烈な当たりを遊撃の高田知季が好プレーで止めたもの。11月に入って無安打が続いていた中で、明るい兆しが見えた2打席となった。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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