前田健太、日本人初サイ・ヤング賞ならず 日本人最高位2位も3冠ビーバー満票選出

ツインズ・前田健太【写真:Getty Images】
ツインズ・前田健太【写真:Getty Images】

前田はリーグ4位タイ6勝、同5位の防御率2.70

 大リーグのサイ・ヤング賞が11日(日本時間12日)に発表され、ア・リーグはインディアンスのシェーン・ビーバー投手が満票で初受賞した。最終候補入りしていたツインズ・前田健太投手は日本人最高位の2位だったものの、日本人初受賞はならなかった。

 今春キャンプ前にドジャースからトレード移籍した前田は今季11試合登板してリーグ4位タイの6勝(1敗)、同5位の防御率2.70をマーク。WHIPはメジャー1位の0.75を記録するなどエース級の成績を残した。ア・リーグではブルージェイズの韓国人左腕・柳賢振が2年連続でサイ・ヤング賞のファイナリスト入りしていたが、8勝(1敗)、防御率1.63、122奪三振のメジャー投手3冠に輝いたビーバーが初受賞となった。

 サイ・ヤング賞は全米野球記者協会(BBWAA)の投票で決定される。投票はポストシーズン前に行われるため、プレーオフの成績は考慮されない。ビーバーは1位全30票を集めて210ポイントを獲得。前田は2位18票、3位4票、4位2票、5位4票で92ポイントを獲得した。ブルージェイズ・柳賢振は2位4票、3位7票、4位5票、5位4票で51ポイントだった。

 ナ・リーグのサイ・ヤング賞はレッズのトレバー・バウアー投手、カブスのダルビッシュ有投手、メッツのジェイコブ・デグロム投手が最終候補に入っている。

(Full-Count編集部)

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