日本シリーズの勝ち方とは? 日本一計15回の鷹・工藤監督が語る勝負の“鉄則”

第1戦を重要視する工藤監督「第1戦取った方が圧倒的に有利」

 その工藤監督が、1999年の日本シリーズで当時中日にいた関川浩一氏(現3軍打撃兼外野守備走塁コーチ)をキーマンと見定め、第1戦で徹底的に関川氏の打撃を崩しにいったのは良く知られた話。そのままシリーズ終了まで関川氏は1本の安打も打てずに、当時のダイエーは日本一に輝いた。

 鍵を握るのはやはり第1戦だ。ここで相手を波に乗せるか、眠らせるか、はその後のシリーズの行方を左右する。工藤監督は「1戦目も探り合いにはならない。どっちが先に取るかなので。探っているうちに日本シリーズが終わってしまう、という可能性もある。先手必勝です。第1戦取った方が圧倒的に有利だと私は思ってます」と初戦の重要性を口にする。

「調子が良くない人が急に良くなることは難しい。シリーズの場合は1本出れば、というところもありますけど、それはウチも多分そう。どうやってシリーズにうまく入らせないようにするかも大事。1本がキッカケになることもある」とも工藤監督は言う。

 今季も鍵は坂本、岡本、丸の中軸になるのか。4年連続日本一を狙うソフトバンク。日本シリーズを知り尽くす工藤監督はまず第1戦でシリーズの流れを掌握しにかかる。

(Full-Count編集部)

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