ダルビッシュ、トレードなら「最も価値ある選手」 海外メディアがカブスの去就格付け

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

ザ・スコア「ファームの選手を何人も差し出し、獲得に動くのでないか」

 ダルビッシュ有投手の所属するカブスは、セオ・エプスタイン編成本部長が20日(日本時間21日)をもって辞任。この人事によって、オフの編成にも変化があるのではないかと注目を集めている。カナダメディア「ザ・スコア」でも「カブスのトレードで最も価値ある選手」との記事を掲載し、ダルビッシュの名前を最上位に挙げている。

 記事では、カブスについて「ロースターを爆発的に変える間際ではないか、と見られている」と予想。エプスタイン編成本部長の辞任にも触れ「ライバル球団の幹部は、それがきっかけとなり、カブスがこのオフシーズンに複数のスターをトレードに出すのではないかと期待している」と指摘している。

 様々な噂があることを踏まえた上で、記事ではカブス選手のトレードの価値を1位から8位までランク付け。今季12試合で8勝を挙げて日本人初の最多勝を獲得したダルビッシュを1位に据えた。ドジャースやエンゼルス、レッズなど12の「フィットする球団」も挙げている。

 ダルビッシュには今後3年間での総額5900万ドル(約61億2700万円)の契約が残り、トレード拒否権が含まれているものの、その対象が今季までの全30球団から来季は12球団に減るとされている。記事では現状を踏まえた上で「もし、彼のトレードが可能となれば、ダルビッシュは、この冬、各球団から最も興味をそそられる選手になる」と強調している。

 さらに、今後の行方も予想。「おそらく今年のサイ・ヤング賞受賞者であるトレバー・バウアーと契約し損ねた球団が、この2020年サイ・ヤング賞のランナーアップのために、ファームの選手を何人も差し出し、獲得に動くのでないか」とまとめている。

(Full-Count編集部)

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