楽天則本昂、現状維持3億円でサイン コロナ禍で感じた危機感「チーム存続のために」

会見に臨んだ楽天・則本昂大【写真提供:楽天野球団】
会見に臨んだ楽天・則本昂大【写真提供:楽天野球団】

今季は5勝7敗、防御率3.96、年俸3億円プラス出来高でサインした

 楽天の則本昂大投手が26日、契約更改に臨み、現状維持の年俸3億円プラス出来高払いでサインした。昨年3月の公式戦開幕直前に超大型の7年契約を結んでおり、来季が3年目となる。(金額は推定)

 オンライン会見では来季へ向けた思いとして、色紙に「原点」と書き込んだ。「今年1年、原点のアウトコース低めのストレートがいかに大切かを再確認した。原点に戻って、自分の投球スタイルを考え直したい」と説明した。

 大型契約を結んでからは、昨年は右肘のクリーニング手術を受けた影響もあり、5勝5敗。今季も5勝7敗、防御率3.96に終わり、規定投球回数に届かなかった。ルーキーイヤーから6年連続2桁勝利を挙げ、2年目から5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得した投手としては、不本意なシーズンが続いている。

「今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、(公式戦開幕前に)球団施設を使えない時期があり、キャンプから積み上げてきたものが消えてしまった部分もあった。自分本来のパフォーマンスを出し切れなかった」と振り返った。

 新型コロナウイルスは感染再拡大している。チームの選手会長でもある則本昂は契約更改交渉の場で「来季、全く試合ができないということもありうる。最悪のシナリオも考えておかないといけない。そういう時にどうやっていくのか、球団と選手が話し合える場を設けることを確認した」と明かし、「最大限の予防を徹底するのは当然だが、今年は球団の経営状態も良くない。球団が存続するためにどうしたらいいか、危機感を共有したい」と語った。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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