2020年の12球団戦力外通告 “栄光のドラ1”も非情通告を受けた12人は?
ソフトバンクの加治屋は18年にリーグ最多の72試合に登板
【パ・リーグ】
〇加治屋蓮投手(ソフトバンク)
2013年のドラフト1位でJR九州から入団。最速152キロのストレートとフォークを武器として3年目の2016年に1軍デビュー。2018年にはセットアッパーとしてリーグ最多72試合に登板。4勝3敗0セーブ31ホールド、防御率3.38の好成績を残した。今季はわずか6試合に終わり通算は112試合に登板し7勝4敗、37ホールド、防御率4.62。
〇多和田真三郎(西武、育成再契約の見込み)
2015年のドラフトで西武入り。1年目から7勝をマークすると、2018年には16勝で最多勝のタイトルを獲得した。だが、2019年途中に自律神経失調症を患って離脱。今季復帰を果たしたが、戦力外に。回復を目指すために育成選手として再契約となる見込み。通算72試合29勝21敗0セーブ0ホールド、防御率4.17。
〇内竜也(ロッテ)
2003年のドラフトでロッテ入り。主に中継ぎとしてロッテのブルペンを支え、2017年には50試合、2018年には58試合に登板した。だが、2018年末に右肘の手術を受けると、昨季、今季と1軍登板なしにとどまっている。通算308試合20勝12敗87ホールド56セーブ、防御率3.33。
〇細川亨(西武→ソフトバンク→楽天→ロッテ)
2001年の自由獲得枠で西武へ入団。2年目から正捕手となると、2010年オフにFAでソフトバンクへと移籍した。2016年オフに構想外となると、2017年から楽天、2019年からはロッテでプレーした。40歳で迎えた今季は1軍出場なし。通算1427試合3353打数680安打84本塁打367打点、打率.203。現役引退を発表した。
〇由規(ヤクルト→楽天)
2007年の高校生ドラフトでヤクルトに入団。3年目の2010年に12勝をマークし、この年に当時日本人最速となる161キロをマークした。ただ、その後は右肩の故障に苦しみ、2018年オフに戦力外に。育成契約で楽天へ移籍すると、2019年7月に支配下に復帰し、481日ぶりに1軍登板も果たした。通算91試合に投げて32勝36敗0セーブ0ホールド、防御率3.66。
〇山下斐紹(ソフトバンク→楽天)
2010年のドラフトでソフトバンクへ。将来の正捕手候補として期待されたが、2016年の13試合がソフトバンクでの最多出場。同期入団で育成選手だった甲斐が正捕手になり、2017年オフにトレードで楽天へ移籍した。楽天では1年目に43試合に出場したが、昨季は31試合、そして今季は8試合に終わった。通算119試合211打数42安打5本塁打15打点、打率.199。
〇白崎浩之(DeNA→オリックス)
2012年のドラフトでDeNAへ。1年目から47試合に出場すると、2年目にはキャリアハイの101試合に出場。2018年途中にトレードでオリックスへ移籍するも、レギュラーの座は掴めず、今季はプロ入り後最少の3試合出場にとどまっていた。通算413試合838打数184安打16本塁打52打点、打率.220。
(Full-Count編集部)