パ3連覇逃した西武の戦力整理 相内ら8選手戦力外、気がかりなギャレットの去就

西武から戦力外となった相内誠(左)と自由契約となったリード・ギャレット【写真:荒川祐史】
西武から戦力外となった相内誠(左)と自由契約となったリード・ギャレット【写真:荒川祐史】

ギャレットには残留のオファーを出しているものの、合意しておらず

 3年連続パ・リーグ制覇を目指しながら、今季は3位に終わった西武。新型コロナウイルスの感染拡大により出場権が2位以上となっていた「パーソル クライマックスシリーズ パ」にも出場できず、悔しい1年となった。

 その西武は今オフ、支配下登録の8選手に戦力外を通告。来日1年目でわずか5試合しか登板できず、1勝2敗に終わった新助っ人のショーン・ノリンを自由契約として、10選手が戦力外ないし自由契約となり支配下登録枠から外れた。

 2012年のドラフト2位で入団した相内誠投手は今季は1軍登板はなし。不祥事もあり、プロ生活8年で戦力外を通告された。2015年のドラフト9位で入団した藤田航生投手は1軍登板なく戦力外に。育成出身の水口大地内野手や永江恭平内野手も通告を受けた。

 2010年のドラフト4位で中日に入団した森越は2014年オフに戦力外となり阪神へ移籍。2019年オフに阪神から戦力外通告を受けて今季から西武に加入していた。だが、西武では1軍出場はなく、2年連続3度目の通告を受けることになった。

 多和田は来季の契約を結ばない旨を通告されたものの、自律神経失調症の治療のために球団は育成選手として再契約を結ぶ意向。ギャレットは残留に向けた交渉を続けているものの、契約は合意に至っておらず、保留選手名簿から外れて自由契約になった。

 また、2014年に63試合に登板して29セーブをマークした高橋朋己投手は今季限りで現役を引退。2018年に左肩の故障を負い、育成選手となっていたが、復帰の願いは叶わずにユニホームを脱ぐことになった。

○支配下契約
相内誠投手(戦力外)
藤田航生投手(戦力外)
野田昇吾投手(戦力外)
国場翼投手(戦力外)
水口大地内野手(戦力外)
永江恭平内野手(戦力外)
森越祐人内野手(戦力外)
多和田真三郎投手(戦力外)
ショーン・ノリン投手(自由契約)
リード・ギャレット投手(自由契約)

○育成契約
高橋朋己投手(現役引退)

【表】各球団発表、2020-2021年の引退、戦力外、補強、自由契約一覧

(Full-Count編集部)

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