DeNA31歳・田中健二朗「自分に時間はない」 TJ手術後の“違和感”と悲壮な思い

会見に臨んだDeNA・田中健二朗【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
会見に臨んだDeNA・田中健二朗【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

今季はリハビリ専念も患部に痛みや張り「感覚を変えないと投げられない」

 DeNA育成の田中健二朗投手は9日、横浜市内で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸1000万円でサインした。契約更改後の会見で、31歳左腕は「自分に時間はない。何が何でも復帰したい」と復帰への思いを明かした。

 田中は2019年8月に左肘のトミー・ジョン手術を受け、シーズンオフに育成選手として契約。今季中はリハビリ専念となったが、“違和感”との闘いだった。「難しいですね。今まで通りに投げていると痛みだったり、張りが出てくる。(今までと)全く違うというか感覚を変えないと投げられないので苦労している」。

 現在は2、3日に1度ブルペン入り。左肘に負担のかからない投球フォームを模索しているという。「オフはそこ(フォーム作り)に重きをおいてやりたい。何月に上がるとかはないんですけど、1日でも早く3月のオープン戦から投げられるのであれば。トミー・ジョンしたからというよりは、怖さ、痛みが何かしらあるので」と明かした。

 2007年高校生ドラフト1巡目で入団して、2015年にオールスターゲームに出場。2016、17年と60試合以上に登板した。「また来年しっかり復帰しようと思っています」。実績豊富な31歳左腕が復活への道を探っている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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